あらすじ

主人公の立花はごく普通のキャバクラのボーイ。
キャバクラという夜の世界を心底嫌う立花だったが、父親の入院費がかさむ為、仕方なくボーイとして働いていた。
しかし、夜の世界を忌み嫌う立花は皮肉な事に、ある才能があった。
それは、夜の世界で成功する為の才能だった。
本人すらも気付かぬ才能を、立花が働いていたキャバクラのオーナーの藤堂ははすぐに見抜き、
自分のあらゆるノウハウを立花にたたき込む。風俗王とまで呼ばれる藤堂から、あらゆる指導を受け、あれだけ忌み嫌っていた夜の世界に立花はどんどん染まっていく…
読んでみて感じたレビュー
この原作は漫画化はもちろんの事、あの俳優の永井大が主人公を演じた黒い太陽。
感想は、とても面白い!!です。
まず、キャバクラやホストを題材にしたドラマはたくさん存在するが、キャバクラのオーナー目線の物語はなかなか今までなかったから、自分にとってはそこが新鮮でした。
夜の世界のお話なので、人間同士の欲望や駆け引きが衝突しあうのはもちろんの事、
主人公の立花が、正義感をふりかさず夜の世界が似合わないボーイからキャバクラの経営者になるまでに、どっぷりと黒く染まっていくその人間模様はとても見ていておもしろいです。
あまりドロドロしている物語が苦手な方は、オススメしないですが、僕は元々人間同士の心理的な駆け引きややりとりを見るのが好きなタイプでしたので、とても楽しんで読めました。
ドロドロ系が大丈夫な方であればオススメの作品ですね。
活字が苦手…という方は漫画や映像もあるので見やすい方を選択するといいと思います。
裏切り、欲望、そして黒い野心の塊の男同士が激突する人間ドラマはとても刺激的で面白かったです。
この黒い太陽が面白かったので、次の二部作目の女王蘭も即購入して読んでしまいましたので、次回は女王蘭もレビューしていきます。
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