筆者は毎日のように母から暴力を受ける日々を幼少期より過ごしていました。
普段他には表現を控えている自分をも表現する為にこのブログを始めましたので、何とか話せています。
ずっと押し殺してはいても、ふとある時記憶が蘇ってきたりして成人になった今でも僕はあの日を生きています。
本や掃除機などの物で殴られるのは当たり前でした。家から追い出されたり入れてもらえないのも日常茶飯事で。
どこの家庭でも悪い事をしたらそういう折檻を受けるのはまだわかるのですが、
僕の母の場合は自分の機嫌が悪い時や気にくわない事があると暴力という形で僕にぶつけていました。
殴られる蹴られるは当たり前すぎて特にこれといったものというのはないのですが、
ふとした時に思い出し、僕にあの日を彷徨わせる6つの虐待の記憶があります。
- 寝てる時に頭部を思いっきり垂直に踏みつけられる
- 耳を長時間にわたって引っ張り続けられる
- 包丁を突きつけられたり、振り上げたりされて怒鳴られる
- 朝方に半裸のままで外に追い出される
- 馬乗りで乗られ叩かれ続ける
- 大好きな漫画のポスターを破かれボロボロにされる
あの日の自分と向き合いながら1つずつ綴っていこうと思います。
目次
寝てる時に頭部を思いっきり垂直に踏みつけられる
あの日は確か体調が悪くて、小学校から帰って休んでる時でした。
少し横になれば治るかもしれないと思い、横になっていると、突然母親が走り込んできて、
何やってるんだ!!と言いながら、横になってる僕のこめかみ部分を踏みつけてきました。
頭が割れるように痛くて、声と涙を出してのたうちまわったのを今でも忘れる事はありません。

耳を長時間にわたって引っ張り続けられる
これは殴る蹴ると同じようにほぼ毎日ありました。
母は何か気にくわない事があったり、機嫌が悪かったりすると、
両手で僕の両耳をつかみ思いっきり引っ張り続けて離してくれません。
本当に当時の僕は耳なし芳一になるのではないかと思ったくらいです。
長時間引っ張られたり爪を立てられた耳は赤く腫れ上がったり血が出たりしていました。

包丁を突きつけられたり、振り上げたりされて怒鳴られる
これはタイミングが悪く、母が料理などで包丁を使ってる時に機嫌が悪いスイッチが入ると、
そのまま僕に詰め寄ってきて、包丁を突きつけながら時には振り上げたりして怒鳴られます。
多分世間体とかもあって実際に刃物を突き立てる度胸はなかったのでしょうが、
幼少期の僕にとってはこれはかなり恐怖でした。
これ以上怒らせたら本当に刺されるかもしれないという恐怖でただただ泣いて黙るしかありませんでした…

朝方に半裸のままで外に追い出される
これは僕も言うのは恥ずかしいですが、幼少期なのでおねしょをしてしまった時の事です。
母はおねしょをしてしまった僕に激怒して、パンツを着替えようとしていた僕を捕まえそのまま外に追い出し鍵をかけられました。
下半身が半裸のままで夜中の3時くらいから朝方の5時くらいまでずっとです。
その時僕が住んでいた家はアパートだったので、誰か来たらどうしようと気が気じゃなかったのを今でも覚えています。
幸い、運良くその時間帯に誰も来る事がなくて本当に救われました。
あの時の光景を誰かに見つかってしまっていたらどうしようと考えると今でも怖いです…

馬乗りで乗られ叩かれ続ける
今であれば母から馬乗りに乗られるなんてまずないですが、体格差、力があまりない幼少期の時代だからこそでしょうね。
機嫌が悪くて怒り狂った母は僕を押し倒して、馬乗りになり思いっきり好きなように僕を叩きます。
乗られているのをどうする事もできない僕はとにかく顔をガードしながら母が疲れて叩くのを止めるのを待つしかありませんでした。
泣きながらとにかく顔を守るしかないというのは言葉で表現するのが難しい辛さと恐怖感です。
こういうのを無力っていうんでしょうね…

大好きな漫画のポスターを破かれボロボロにされる
当時僕はるろうに剣心という漫画が大好きで、それを知ったクラスの女の子がいらないからと言って、
自分が持ってるるろうに剣心のポスターをくれました。とても嬉しくて、家に帰ってからもそのポスターをじっと広げて眺めていたら、それを見た母が走り込んで来て、
そんな物ずっと見てるんじゃない!という一言と共に僕のそのもらったばかりのポスターを取り上げて目の前で音を立てて何度も破かれてポスターはただの紙くずとなりました。
この気持ちももうどう表現していいかわからないですね…
声を出して泣いた事だけ今でも覚えています。

「あの時」を振り返ってみて
- 寝てる時に頭部を思いっきり垂直に踏みつけられる
- 耳を長時間にわたって引っ張り続けられる
- 包丁を突きつけられたり、振り上げたりされて怒鳴られる
- 朝方に半裸のままで外に追い出される
- 馬乗りで乗られ叩かれ続ける
- 大好きな漫画のポスターを破かれボロボロにされる

これらの虐待経験は今でも僕の中で生き続けています。
この経験があったせいか、僕は理不尽な理屈や暴力が大嫌いです。
この事をこうやって公にしたのは初めてなので書いてる時も動悸が激しくなってきました…
この過去を急に思い出す時にいつも僕が思う事は、
この過去とどうすればうまく共存できるのだろう…
という事です。今でも正直答えは出ません。
人愛するって何なんだろう…
あの日を彷徨っている自分が好きになれない…
誰にも話せなかった…
だったらこの過去の事が少しでもこれからの僕にとってポジティブに働ければいいなと願いながら、勇気を持ってこのブログであの時の僕を発信させていただきました。
だからこそ僕は傷の過去を背負って生きている方の味方でありたい。ありがとうございました。
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