かな~り大昔のお話ですが、筆者はちょっといい感じになった女性がいました。
付き合うか付き合わないかの手前でお互いに刺激があって青春って感じの男女のよくあるやつですねw
今は全く感情もないですし、また会いたいという気持ちはないのですが、
それでもかなり大昔の事なのに彼女の事を今でも時々思い出します。
なぜ遠い記憶の人間を今でも思い出すのか?それは彼女の壮絶な家庭環境や境遇にとても悲しくなってしまったからです。

ある日、この一言から彼女が筆者に話してくれた4つの事実をきかされた時、自然に目から涙がこぼれました。
- 短気な父親からの日常的な暴力
- 父親が決めた厳格な家庭独特の風習
- 人生への絶望感からの精神疾患が発症
- 自分の境遇からの脱出のあきらめ

短気な父親からの日常的な暴力

彼女のお父さんはとにかく些細なことでもすぐに怒るようで、気にくわない事があったり意見を言うと暴力をふるうとの事です。
筆者も母親から日常的に暴力は受けていましたが、自分が母から受けていた暴力がまだ軽かったのかな?と錯覚を起こしてしまうような内容でした。
まぁ軽い重いに関係なく一方的な暴力はいけません。
ちなみにこの錯覚を起こすという話で言うと、彼女は元彼の1人にもDV男がいたらしく、

と話していて、感覚まで鈍ってくるのか…ビックリしました。

父親が決めた厳格な家庭独特の風習
どこの家庭にもそれぞれの習慣ってあるとは思うのですが、彼女の場合は、
- 父親が夕飯の時はその場所に父親が自分の部屋に行くまでいないといけない。
- 夜勤明けで帰っても寝たりせずにそのまま父親の手伝いをしないといけない。
という筆者からしたら全くプライベートが尊重されてないなって思いましたね。


人生への絶望感からの精神疾患が発症

このような環境の中で生活しているうちに彼女は鬱病、自律神経失調症、不眠症を発症してしまったそうです。
当時の筆者はパニック障害はまだ診断されてなかったものの、不眠症からくる鬱状態はあったので、
ほぼ同じような精神疾患を持ってる筆者はとても悲しくなり、共感を覚えてしまいました。

自分の境遇からの脱出のあきらめ

彼女の言葉の真意がどこまで本気なのかという話もありますが、筆者が心で聴いて感じたことは、
自分の親だから心配という建前を理由に、辛い境遇から逃げる事を心のどこかであきらめてしまっている。本当は耐えてる事が多いにも関わらずごまかしている。そう思わないとある意味自分が壊れてしまいそうなのかもしれない。

まとめ
- 短気な父親からの日常的な暴力
- 父親が決めた厳格な家庭独特の風習
- 人生への絶望感からの精神疾患が発症
- 自分の境遇からの脱出のあきらめ
これらが彼女が僕に明かしてくれた全てでした。
筆者はきいていて辛くなってきて思わずボロボロと涙が出てきてしまい、彼女もそれを見てビックリしてました。

しかし、虐待や心の病という意味では筆者も共感できる事がありますし、自分事のようにとらえてしまいますね。
全て家庭環境のせいにするわけではないですが、家庭環境は成人になってもいろんな形で影響を与える。
それが良くも悪くも。
そこから逃げる事は僕は何も悪い事だとは思いませんし、新しいステージがあるのならそこに変えるべきです。
何よりもあなた自身の人生の為にも。
長くなりましたが、時が経った今でも思い出すほどの人だったので書いてみました。
長い文章読んでいただきありがとうございます。
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