それって虐待なんじゃないの!?筆者の記憶に今でも残るある女性の話

かな~り大昔のお話ですが、筆者はちょっといい感じになった女性がいました。

付き合うか付き合わないかの手前でお互いに刺激があって青春って感じの男女のよくあるやつですねw

今は全く感情もないですし、また会いたいという気持ちはないのですが、

それでもかなり大昔の事なのに彼女の事を今でも時々思い出します。

なぜ遠い記憶の人間を今でも思い出すのか?それは彼女の壮絶な家庭環境や境遇にとても悲しくなってしまったからです。

ティーくんには私の事や私の家庭のことまでちゃんと話しておこうと思ってさ。

ある日、この一言から彼女が筆者に話してくれた4つの事実をきかされた時、自然に目から涙がこぼれました。

  1. 短気な父親からの日常的な暴力
  2. 父親が決めた厳格な家庭独特の風習
  3. 人生への絶望感からの精神疾患が発症
  4. 自分の境遇からの脱出のあきらめ

目次

短気な父親からの日常的な暴力

私のお父さん大工さんなんだけど、とにかくすぐにキレるんよね。キレるともう歯止めがきかなくって、殴ったり蹴られたりもされるし、家から外に投げ出されて骨折した事もあれば、ノコギリで斬りつけられた事もあったよ。

彼女のお父さんはとにかく些細なことでもすぐに怒るようで、気にくわない事があったり意見を言うと暴力をふるうとの事です。

筆者も母親から日常的に暴力は受けていましたが、自分が母から受けていた暴力がまだ軽かったのかな?と錯覚を起こしてしまうような内容でした。

まぁ軽い重いに関係なく一方的な暴力はいけません。

ちなみにこの錯覚を起こすという話で言うと、彼女は元彼の1人にもDV男がいたらしく、

私元彼にもキレる人がいてイスで殴られたりもしたけど、お父さんがそんな感じだからDVって感覚がなくって、殴られても平気な様子してたらそれが気にくわなかったみたいでさらに殴られてたよ。だってお父さんに比べたら全く恐怖心とか湧かなかったからね。友達に話したらそれってDVじゃんって言われて、初めてこれがDVなんだって思ったよw

と話していて、感覚まで鈍ってくるのか…ビックリしました。

父親が決めた厳格な家庭独特の風習

どこの家庭にもそれぞれの習慣ってあるとは思うのですが、彼女の場合は、

  • 父親が夕飯の時はその場所に父親が自分の部屋に行くまでいないといけない。
  • 夜勤明けで帰っても寝たりせずにそのまま父親の手伝いをしないといけない。

という筆者からしたら全くプライベートが尊重されてないなって思いましたね。

夕飯の時お父さんがその場にいて自分の部屋戻ろうとするとどこ行くんや!って怒られるもんね~。お父さんの好きな番組がついてるけど私にとっては面白くないから携帯さわり始めるとそれも怒られるから黙ってただただ面白くない番組見ながらそこにいないといけない。夜勤明けも寝たら怒られるから、家の事とかお父さんの事手伝ってるからほとんど睡眠とかも普段とれてないかな~。

人生への絶望感からの精神疾患が発症

私さ、一応話しておくと、不眠症、自律神経失調症、鬱病があってさ。なんかもう特殊な環境下にいたらいつの間にかなっちゃってたよね。だから時々仕事でもしんどくなっちゃう時あるもん…

このような環境の中で生活しているうちに彼女は鬱病、自律神経失調症、不眠症を発症してしまったそうです。

当時の筆者はパニック障害はまだ診断されてなかったものの、不眠症からくる鬱状態はあったので、

ほぼ同じような精神疾患を持ってる筆者はとても悲しくなり、共感を覚えてしまいました。

自分の境遇からの脱出のあきらめ

こんな親だけどさ、一応自分の親だから放置するわけにもいかないんよね。何度も逃げたいと思ったし、何度も親を変えようとも思った。でももう無理だってのがわかってさ。私妹が2人いるんだけど、妹2人はみんな実家出て自立して、私が出たら親はどうなるかわからんし。だから多分私が家を出れる時っていうのは結婚する時しかないと思う…

彼女の言葉の真意がどこまで本気なのかという話もありますが、筆者が心で聴いて感じたことは、

自分の親だから心配という建前を理由に、辛い境遇から逃げる事を心のどこかであきらめてしまっている。本当は耐えてる事が多いにも関わらずごまかしている。そう思わないとある意味自分が壊れてしまいそうなのかもしれない。

まとめ

  1. 短気な父親からの日常的な暴力
  2. 父親が決めた厳格な家庭独特の風習
  3. 人生への絶望感からの精神疾患が発症
  4. 自分の境遇からの脱出のあきらめ

これらが彼女が僕に明かしてくれた全てでした。

筆者はきいていて辛くなってきて思わずボロボロと涙が出てきてしまい、彼女もそれを見てビックリしてました。

しかし、虐待や心の病という意味では筆者も共感できる事がありますし、自分事のようにとらえてしまいますね。

全て家庭環境のせいにするわけではないですが、家庭環境は成人になってもいろんな形で影響を与える。

それが良くも悪くも。

そこから逃げる事は僕は何も悪い事だとは思いませんし、新しいステージがあるのならそこに変えるべきです。

何よりもあなた自身の人生の為にも。

長くなりましたが、時が経った今でも思い出すほどの人だったので書いてみました。

長い文章読んでいただきありがとうございます。

あわせて読みたい↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

アバター

1987年生まれ。病み系、出会い系が得意なクリエイティブライター&社会不適合者。
フリーター歴10年、サラリーマン1年半といったところ。
幼少期に母親から虐待を受けたり、アメリカ留学したり、出会い系の会社に勤めたりと色々とまとまりのない経験多数。
パニック障害や自律神経失調症といった心の病と現在も共存中。
スイーツと映画をこよなく愛している。
もう自分自身を殺して生きる事に疲れ果て、ありのままの自分を表現する為に、当ブログ「Tough Life(タフライフ)」を運営中。
→ 詳しいプロフィールはこちら。