先日、介護職に勤めている友人の1人がこんな事をボソッと筆者に言っていました。

この言葉をきいた時に筆者はビックリしてしまいました。これまであらゆる介護士の方々とお話した時には、
色々あっても、やはりいざ亡くなると寂しい、悲しいという方々が多かったからです。
しかし、ビックリしたのとは裏腹に、

と考えさせられました。なぜなら介護職の大変さを身をもって知ってるからこそなのです。
ですので、個人的な視点とお仕事の経験からくる下記の2つの観点からこの事について紐解いていこうと思います。
- 道徳的観点
- 物理的な観点

道徳的観点
まぁ彼の意見は道徳的にはあまり他の人からは受け入れられないでしょうね。人の命はそこまで軽いものでもないので。
しかし、利用者さんの死に常に直面する機会が多いお仕事ですので、そのたびに絶望に浸ってられないというのもありますし、
心の底から悲しめないというのは身内ではないからというのもある意味要因の1つかなとも思います。
あとは本人の性格もあるでしょう。性格は本当に十人十色の話になるので、それについても他人がとやかく口を出せる領域ではないですね。

物理的な観点
彼の言葉から察するとこっちの意味合いの方が大きいでしょうね。
物理的、実質的な負担は減ります。これは筆者自身も体験してるのでわかります。
介護業界自体、ただでさえ人手不足なので、利用者さんの数と介護度が上がってる状態でスタッフの数が一向に増えないではもはやバランスがとれないんです。
その結果、1人で複数の利用者さんを見ないといけないという状態になり、スタッフ自身も余裕がなくなります。
その結果、不満や負担がストレスにつながり、虐待や退職につながってしまうという負のサイクルです。
それに自分に余裕がなかったり、バタバタしている状態の中で1人1人にクオリティの高い介護を提供するって難しいですよね…
よって、個人への負担が減るという意味では彼が言ってる事もわからなくはないです。

筆者が感じたこと
筆者が彼の言葉をきいて、複雑さと感じることはたくさんありましたが、
本人の性格の要因と介護職の置かれている現状が如実に表れた言葉だなぁと感じました。
だからこそ、表向きな表現だけきくと確かによろしくはないのですが、一概に彼だけを責める事はできませんでした。
もっとスタッフが心に余裕を持って働けるように、いい介護士が増えて欲しいなって筆者はいつも感じています。
以上です。読んでいただきありがとうございました。
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俺は利用者さんが亡くなっても全く悲しくないもんね~。
むしろ、やったー負担が減るくらいに思ってしまうし。