手がかかる高齢者は自分の施設に入れないで欲しいというスタッフの愚痴

僕は介護職に携わっているのですが、頻繁にスタッフからこんな愚痴をきかされていました。

うちの施設はあまり手のかからない人が入るはずの施設なのに、とても手のかかる人を入れる意味がわからない…

正直しんどい…

これから自分の身内を施設に入れようとしている方々にとっては耳が痛くなる言葉ですよね…。

そして、そういう言葉を言ってしまう人に、介護職経験者の僕が考える対策としては、

ティー
思い切って職場を変えるか、上司になぜそう思うのか率直な意見を伝えよう!

どうしてもそれが難しいなら、業界から引退というのもアリだよ!!

というのが結論です。

目次

思い切って転職しよう!

もうこれは介護に限らず、どの職種でも言えることです。

結論、その職場に不満があるなら転職してしまいましょう。

こういう事を言うと、

いやいや、家族がいて経済的事情もあるから簡単に転職できないんだよ…。

とか、

転職活動したくても時間が足りたいんだよ…。

という声も上がってくるとは思いますが、大丈夫です!!

今の時代は転職アプリやサイトもあるので、スマホ1つで自分の条件にあった職場を見つけられます。

例えば、この介護職専用の転職アプリならこの3つがありますね。

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介護のお仕事

いちいち職安に行って活動するなんていう手間を省けるんですから、本当便利な世の中になりましたよね。

それに、介護の業界は常に人手が不足している状態なので、あなたが持ってる経験や資格次第では、同じ条件かそれ以上で転職だって可能です。

とりあえず、自分の条件を交渉するのはお金1円もかからないので、思い切って自分の希望を面接時に先方に伝えましょう。

もし、自分に合わないなと思ったらそこに転職せずに今の職場に留まりながら、別の職場を探せばいいんですから。

上司になぜそう思うのか率直な意見を伝えよう!

恐らく、どのような高齢者を施設に入れるかどうか判断しているのは自分ではなくて管理者なのではないでしょうか?

ですので、自分が思ってる不満や、スタッフの苦労や状況なんかを管理者に思い切って話してみましょう。

現に僕が働いていた施設でのスタッフたちの声は、

普通、うちのような施設はある程度自立してる人がいるはずで、こういう大変な人はいないはずなんだけどね…。

とか、

もうちょっと考えて人を入れて欲しい…。

のような声が上がっていました。

それだけ、1人の介護度が高い高齢者を見るのはエネルギーを使うということです。

ですから、ある程度自立している高齢者用の施設や、何から何までお世話する高齢者用の施設って種類別にわかれています。

ただ、僕も人ごとのように管理者に話してみろなんて言っていますが、みんなそういうのを直接は言えないんですよね。

その気持ちは理解できます。

ですので、1人で言いにくかったら複数人で話に行くのもいいですし、あるいは転職か辞職前提覚悟で言うとかですね。

どうして、僕が人ごとのようにここまで言うのかというと、社員の声に耳を傾ける姿勢すらない職場ってそれはそれで問題だと思うからです。

介護業界からの引退も1つの手段。

もう無理!!いやだっ!!

こう思うのであれば、思い切って介護業界から撤退しても全然いいと思います。

そうやって不満をかかえたままその職場で働くのって苦痛ですし、ストレスの原因にもなります。

そして、ストレスを抱えると、心身の体調不良の原因になったり、高齢者への虐待のリスクにつながります。

よほどの理由がない限り、そこまでのリスクを背負ってやる意味もないと思いますし。

僕は人には向き不向きはあると思っていますし、それって介護に限った話ではありません。

一番大切なことは、あなた自身を大切にすることです。

まとめ

ということで、今回の記事は、

うちの施設はあまり手のかからない人が入るはずの施設なのに、とても手のかかる人を入れる意味がわからない…

正直しんどい…

というような不満を言ってしまうような介護業界に携わっている人に向けて書きました。

そして、その不満に対して、僕が考える対策は、

ティー
思い切って職場を変えるか、上司になぜそう思うのか率直な意見を伝えよう!

どうしてもそれが難しいなら、業界から引退というのもアリだよ!!

という内容でした。

P.S.

こういう記事を書くと、色んなご意見もくるかもしれないという想定のもと書きました。

例えば、

「高齢者に優しくない!!」とか、「施設に預ける家族の気持ちを考えろよ!」などのご意見です。

それだけ倫理的に触れる内容だと思っているので。

ただ、1つだけわかって欲しいことがあります。それは…、

介護のお仕事をする人も1人の人間だということです。

人間だから感情もあるし、体調も崩すし、不満だって出てきます。

介護のお仕事って家族の負担を請け負う仕事でもあると僕は思っているので、その負担は介護職員に回ってきます。

そうなると、そこで耐えられる人、耐えられない人が出てきても何の不思議もないんです。

スタッフが苦しみながら介護をしても、介護される高齢者も嫌でしょうし、その家族だっていい気持ちしません。

関わる人がお互いに笑顔になれるような職場でないと、虐待のリスクや人手不足だっていつまでたっても解消されません。

決して、施設に入居されてる高齢者やその家族の方々を悲しい気持ちにさせるために書いた記事ではありませんので、そこだけご理解をお願い致します。

読んでいただきありがとうございました。

心に笑顔と栄養がいきわたりますように。

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1987年生まれ。病み系、出会い系が得意なクリエイティブライター&社会不適合者。
フリーター歴10年、サラリーマン1年半といったところ。
幼少期に母親から虐待を受けたり、アメリカ留学したり、出会い系の会社に勤めたりと色々とまとまりのない経験多数。
パニック障害や自律神経失調症といった心の病と現在も共存中。
スイーツと映画をこよなく愛している。
もう自分自身を殺して生きる事に疲れ果て、ありのままの自分を表現する為に、当ブログ「Tough Life(タフライフ)」を運営中。
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