色々と虐待問題が取りただされる、介護業界ですが、介護職に勤めてる方も心身の苦労は絶えません。
その中でも僕が今日は実際の現場で見てきた、そして同じ介護業界に携わる友人達から直接きいた、
傷だらけの介護士たちのお話をしようと思います。

僕が実際に見たリアル
おむつ交換の拒否
僕の施設には、なかなかオムツ交換をその時の気分が向いてなかったらさせてもらえない利用者さんがいます。
もちろん人間なので、気分が向かない時もあるのはわかります。
しかし、排便や排尿で汚れたままのオムツやパットでは不快だし、利用者さんの身体的にもよくないので、
仕事として介護職員は頑張ってオムツを変えようとします。一度メガネをかけた介護職員は手で顔をはたかれ、
メガネが吹っ飛んでいたのを目の当たりにして、ビックリしました。もう1人、別の介護士さんは
お腹を片足で思い切り蹴られて吹っ飛ばされていました。
もう1つは上司の話ですが、ある日、上司の腕に深々とした傷があるので、


と…
こんな感じなので、気が強くない介護士さんはその方のオムツ交換をためらったりしてしまうので、
お互いの為によくないなって感じました。

帰宅願望
利用者さんの中では、認知症のせいで、老人ホームに住んでいるという認識がない方がいます。
なので、そういう利用者さんはいつも家に帰りたいと訴えてきます。
1番ひどい時には、施設から出て行ってしまうので、あわてて職員が追いかけて止めるのですが、
止めると利用者さんは自分が帰ろうとしているのを邪魔されていると思っているので、
ひどく暴れます。かなり暴れる上に、かみついたりもしてくるので、なんとか連れ帰った女性職員は、
いった~い…と言いながら帰ってきました。女性なので余計に傷とか気になるでしょうに…

介護士の友人達からきいた傷だらけの話。
色んな人にたくさんの話しをききましたが、
全員のを載せるとあまりにも長くなってしまうので、2人の介護士の友人との会話を紹介したいと思います。
Aさんの場合





僕が当時介護職がまだ数ヶ月のキャリアの頃だったから、この事を普通に話す、
Aさんが衝撃だった。続いて別の介護職員のBさんはというと、
Bさん









笑い事やないやろうとツッコミたくなるシーンが満載だったが、
どの介護士もこういう話しをしてる時に曇った表情を見せないのが印象的だった。

しかし、どの傷だらけの介護士たちも口をそろえていう、ある文言…
ひっかき傷、なぐられる、蹴られる、便を投げつけられる、つばを吐きかけられる、その他諸々…
色んな介護士達のあらゆる傷に関するお話を今までたくさんきいてきました。
しかし、そんなに大変なお仕事であっても、みんな口調や言い方は違えど、最後には必ず言っていた、
文言がある。それは…
「喧嘩はいっぱいしたし、たくさん殴られたりしたけど、それでも亡くなったら悲しいし寂しい…」
これだけの思いをしても、この言葉が言えるって…
僕が胸が熱くなりました。
その言葉は1人2人ではなくて、結構多くの介護士が言っていました。
僕はそんな彼らを本当に心からリスペクトしています。

僕自身はヤバイと思ったタイミングの時には無理をせずに、他のベテランさんにお願いしていたので、
僕がもし彼らの立場だったら耐えれたかどうか…
もちろん高齢者にも悪気はないのでどっちがどっちというお話ではありません。
しかし、こういう現実があるという事が社会全体的に浸透し、
介護職に対する国や世の中からのサポート体制が充実する事を筆者は切に願っています。
その為にも、僕個人だけでは微々たる力ではありますが、介護職のリアルをこれからも発信し続けます。
読んでいただき、感謝致します。ありがとうございました。
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