
このセリフ、皆さんも一度はきいた事があるのではないでしょうか?
僕はこのセリフを生きていて何度もきいた事があります。
そして、本日は、僕はこのセリフがとても嫌いですよというお話です。
目次
親が教育を施しても、子供が親にとっての理想の人間になるとは限らない。
世の中には、英才教育だったり、色んな教育が伝えられていますが、実際のところ、
子供が親ののぞみ通りの形になるとは限りません。
例えば、親が厳しく育てても、それに反発して間違った方向に走る人もいるようなものです。

そして親が望んだ人生を歩むことが幸せとも限らないです。
「親の言ってる事が正しいと信じて、親のいいなりになる人生を生きてきたけどそれがとても苦しかった…」
このような言葉を言って悲しい思いをしていた人を僕は何人も知っています。
いい教育というものは確かにあるとは思いますが、「親の教育=正しい」とは限らないということです。
その人自身を見ていない。
その人を褒めるために、親の教育がいいからというのはとてもおかしい話です。
なぜか?それは、親の教育が少しは影響しているかもしれませんが、基本的には、その人が出した結果はその人の努力が直結しています。
その人自身を評価している発言であれば、

そして、その人自身を評価していない発言だと、

もしあなたが親の教育がよかったとか勝手に評価した人が親と仲が悪かったり、もしくは過去に虐待された経験がある人だったらどうするんですか?
そんな人がそんな言葉言われたら、複雑な気持ちになりますよね。
そんなほめ方をされても本人の気持ちは微妙です。
僕自身が親よりも他の要素から学ぶことの方が多かった。
これはあくまでも僕の経験談にはなってしまいますが、僕は親よりも仕事や人間関係から学ぶことの方が多かったです。
僕の母親の記憶といえば、
- 母子家庭だったので朝から晩まで働いていた。
- 気にくわない事があれば毎回殴る蹴るの暴力。
- したくもない習い事を無理やりさせる。
- 宗教に没頭し、とことん依存する。
もちろん、学びがないかどうかなんて、捉え方次第だろうという声がきたら身も蓋もないのですが、当時の僕が感じていたことと言えば学びではなく、不安と不満だけでした。
そんな親から学ぶ事よりも、人間関係でのいざこざの経験や、あるいは、仕事を通じて学んだことの方がよほど自分の人生や考え方に活かせています。
恋愛でのいい思い出や悪い思い出、友人からの裏切りやしてもらった嬉しかった事、仕事で怒られたり、達成できたこと、面倒な人間関係、コミニケーション、心の病にかかったこと、などなど…。
今の僕を作り上げているのは今言ったようなこれらの経験からの土台があるからです。
決して親からの学びではありません。
いい教育ってそもそもどんな教育?

親からの教育がいいって言うけど、じゃあ、あなたが考えるいい親の教育ってどんな教育なんですかって話です。
僕に言わせれば、そもそも、いい悪いの基準がわからない中で、とても無責任な発言だと思います。
人によっては厳しく育てるのがいいと言う人もいれば、自由に育てた方がいいという人もいます。
人によって考え方が違うし、基準なんて曖昧で不確かなものなのに、親の教育がよかったからその人がいい人、優秀な人なんて決めつけるのはどういう理屈なんでしょうか?
「親の教育がよかったんだね。」って言う人にいつも僕が不思議に思うことです。
まとめ
もう一度、今日のお話をまとめると、

というお話でした。
読んでいただきありがとうございました。
心に笑顔と栄養がいきわたりますように。
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